福津郷土史会5月例会記録
令和6年5月10日(金)
於:視聴覚室13:30~
1 会長あいさつ
2 「寺子屋、明治初めの学制発布」について
的場文彦講師
・最初は教師を調べようとした。識字率も調べようとしたが評価(分母分子の設定)が難しかった。
・日頃、主に参考にする図書は「江戸の教育学」「福間あのころ」「ふるさと文化財探訪記」などである。
・明治初期の教科書は、的場氏など各自で保管している者の他、各小学校や宗像高校歴史資料室にもある。
3 今後の予定及びお知らせ
(1) 福津市未来共創センター利用登録申請書(更新)
・4月27日に提出した。その時に以下の2点を強く希望する旨を伝えた。
・登録団体が使用する施設の半額制度には例会や各種会議が含まれないとのことであるが、
例会や会議は当会の活動の主体である。
カメリアでの施設使用は文化協会加入団体として半額適用となっている。
近々当施設の改修が予定されているが、改修期間中に中央公民館等の施設を利用した際に
これまでと同様に半額適用されるように強く要望する。
・家庭用複合機では、A4サイズまでしかPDF化できない。
当会は大量の資料を収集保管しており、今後とも増加させていく予定である。
これらの資料を紙ベースで保管活用するのは現実的でなくデジタル化する必要がある。
そこで、市が保有するA4以上のサイズのPDF化が可能なスキャナーの使用を許可いただきたい。
(2) 例会外活動について
・津屋崎探訪(秋季気候が冷涼となる秋(10月~12月頃)実施する )
・宮司の江戸時代の水利(6月:日程が決まったらLINEで知らせる(6/14、予備日6/18))
・古墳調査 (冬季:雑草が枯れ、蛇等がいなくなる12月~2月頃実施する )
・健脚部報告(7月or8月:暑くなり屋外活動し難くなる7月か8月に活動報告を行う
→今年は「清瀧水路探索」を報告する )
・公開講習会(夏季・冬季:市文化財課職員に「福津市の古墳時代」
・永尾さんの知り合いの人による「彩色古墳」の講習会(公開講座)
その他会員による講習会等も計画したい。)
・Facebook研修(西さん・新原さんを講師として例会時に20~30分程度で実施する)
・その他(・写真整理「堀・大賀・阿部・有吉」写真整理を左記のメンバーで実施していく)
(3) 文化祭「福津市の小学校150年の歩みを振り返る」開催までの進め方
・班分け(福間地区・津屋崎地区・上西郷地区・神興地区)
・班分け「福間地区」小川、古田、西、松永
「上西郷地区」有吉、立山、新原
「津屋崎地区」松尾、大賀、阿部、堀、北原
「神興地区」永尾、大内、塔鼻
→花田、田中、宮川の各氏は今後各班に配置する
・各班の代表者を選出し調査方法や進め方を話合い、進捗状況を例会で報告する
・会として纏まって調査すべき事項については、代表者会議で実施方法などを決定していく
(4) バス研修日程について
・バス研修日は11月14日(木)、予備日は11月21日(木)に決定
4 その他 「火の君と継体大王の石室」(永尾)
・北部九州の古墳時代を考える上で「筑紫磐井の乱」を考察せざるを得ない
→そこで継体天皇の石棺に使用された馬門石のふるさと宇土半島(火の君の本貫地)
岩戸山古墳、菊池川流域古墳群、装飾古墳のルーツと言われる八代湾沿岸古墳群を訪ね
継体天皇に係る一考察を行ったので報告する。
・石棺の石材から見える部族(①二上山(葛城市)の白石、②竜山石(高砂市)、③馬門石)+福井の笏谷石
・馬門石と笏谷石をサンプルとして持参した。
・継体天皇は近江・福井更には尾張連との関係が認められる。→関東地方の大規模古墳との関係も興味深い。