福津郷土史会12月例会記録

令和5127日(木)

於:視聴覚室13:30~

1 会長あいさつ

・寛政12年(1800)に佐治徳左衛門(貝手頭)が6歳の第10代黒田斉清(1795185157歳)に津屋崎の貝殻を献上した。

・斉清と10代富山藩主前田利保(1800185960歳)は「赭鞭会」というサロン的博物学会を結成した博物大名として有名。

・赭鞭会の武蔵石寿が「目八譜」という貝類図鑑を作成。

2 今後の予定及びお知らせ

(1) 例会外活動について(A案:遺跡探索、B案:博多探訪)・・・新原氏欠席の為1月例会へ

(2) 﨑野祐太朗氏(文化財課)による講習会の開催(令和6年27日水)について

(3) 「福津の絵馬」の電子化について

・電子図書として公開済、他に文化財調査報告書(津屋崎町3集・6集・20集、福津市4集・7集)が公開されているので活用を。

 (4)  LINEによる連絡体制について・・・1日に1回は確認を!返事を求めた時既読スルーはしないように!

 (5) 令和6年度郷育カレッジ(絵馬)の神社について

・募集時に神社名が無かったため参加者が減少。来年は神社名を入れて募集するとともに説明者を1名入れ替えたい。

・今年が津屋崎の神社であったので、6年度は福間の神社としては?・・・1月までに各自神社案を考えてくること。

・有吉さんから金刀比羅神社の提案。(諏訪:八龍、須賀:熊野、日吉:的野の組み合わせは?)

(6) その他

・電子作業班の結成(第112/11(月)13:30~ 視聴覚室、Word

・メンバー(小川・永尾P・立山・新原・田中の5名)、見学したい人は歓迎する。

・ホームページのリニューアル(問合せが急増)、家系研究協議会からの申出

・古墳公園での菜花の種蒔き、郷育カレッジ絵馬講座の礼状

・3月末に会として「百合野山荘」を見学する。60人まで可(古賀郷土史会にも声掛けしては?)

3 令和5年度文化祭について・・・アンケートを実施(1月例会で回収)

 ・来場者の人数・質問・声

 ・各会員の感想

 ・令和6年度のテーマ

4 令和5年度バス研修について・・・アンケートを実施(1月例会で回収)

 ・感想、意見

 ・令和6年度の研修先、担当者

5 調査研究

 (1) 「津屋崎古墳群を訪ねて」

・「峯の畑(5C半ば、石室に石柱)」から沖ノ島21号遺跡(岩上祭祀5C前半)と同じ「画文帯同向式神獣鏡」が出土

・「井ノ浦(5C半ば)」の前方部に石室(小さい⇒遺体ではなく遺物を収納?)

・「生家大塚」が「峯の畑」より古い5C初頭の可能性

・「手光波切不動」が「宮地嶽(豪華な副葬品や硝子骨蔵器等⇒宗像徳善)」より先に築造

(2) 「福津の絵馬を見てみよう!」(大師堂・地蔵堂・垣の内観音堂・波折神社)

・波折神社は1月に実施

・絵馬には、大絵馬と小絵馬に分けられるとおともに題材には子殺し絵馬や算術絵馬など様々なものがある。

・「大師堂」には、「福津の絵馬」に取り上げていない弘法大師の一生を描いた4面の絵馬がある。

・「善福寺」には、造り出し絵馬がある。京より回送中の長政の遺体を一時安置(垣内の姓)。吉田作次郎が六角堂を建立。

 

・大宰府横岳の崇福寺別院(1586年島津の岩屋城攻めで焼失⇒博多に再建(黒田家菩提寺))を創建した「円通大応国師」(臨済宗)が開山。現在は宗派が異なる教安寺(浄土宗)が管理。