福津郷土史会7月例会記録

                                  於:視聴覚室13:30~

  1 会長あいさつ

     災害級の暑さとのこと体調管理に気を付けて欲しい。10/2郷育絵馬に向けて斎藤秋圃調査のため

    宮崎に行っ た。斎藤は結婚相手の大宰府の神主の姓。秋は秋月の秋、圃は長崎出島で師事した江稼圃の圃。

   日向藩主秋月種茂の母が秋月藩主の娘であったため、次男長舒が天明5年(1785)に8代秋月藩主になる。

   これは秋月種身が天正15年(1587)に秋月を離れて200年ぶり。長舒が本藩の代りに長崎警護に就いた折、

   斎藤秋圃と知合う。

   また、徳山の大津島の十人墓も調査予定(寛延元年1748年に能古島の船が遭難)⇒金刀比羅神社の海難絵馬

 

2 今後の予定及びお知らせ

   (1) 文化祭「福津市の小学校150年の歩みを振り返る」の主な展示内容ついて

 

・福間校区(小川)学制前文と教育勅語を対比、小学校令・師範学校令・校歌の調査、

     寺子屋⇒福間・松原小⇒ 下西郷小⇒福間小への変遷の歴史、卒業生の声等を展示予定

・上西郷校区(有吉)有吉(概要:M26年5本楠、八波則吉等)新原(聞書き、南部中含む)

    立山(給食)花田(全般)の体制で学校調査を含め実施予定

・神興校区(永尾)神興小の変遷、安部清美の教育論等を中心に学校を訪問しながら調査

・津屋崎校区(阿部)S2年に津屋崎小が裏町から現在地に移転、学校訪問しながら調査を継続

 

(2) 健脚部活動報告会(清瀧水路調査)について

・視聴覚室7月22日(月)13:30~小川の個人的事情から中止⇒視聴覚室(22日)の使用可

 

(3) 例会外活動・調査研究発表の進め方について

・どの様な例会外活動を行いたいか考えていて欲しい。(講習会含む)

・文化祭の発表内容を皆で共有するためにも振るって発表願いたい。資料は2週間前まに小川まで。

・過去の発表を含め、資料が必要な人は、USBを持って来てほしい。

 

(4) その他

・鹿児島県の人から阿部賢淨氏に関する調査依頼があった。⇒当該者に関する資料無し⇒その旨回答する。

・「竹槍一揆」の学習会が7/14西法寺で開催。郷土の事件を学ぶ機会なので参加願いたい。

・文化祭では来場者にアンケートをしてみては!

 

3 調査研究発表

 

(1) 「磐井の君全盛期の関東」について

・古代の関東は古東京湾と香取の海が深く入り込み渡良瀬湧水で繋がる⇒古墳~天武朝の史跡が水路沿いに存在

・榛名山噴出物で関東の遺物の時代確定が可能、縄文時代:黒曜石の道   

 弥生時代:水田遺構が見つからない。古墳時代まで縄文が残る土器。

 弥生後期に集団移動の痕跡(常陸国風土記の氏神)。

 古墳造営は開拓の象徴的行為⇒ヤマト王権との繋がり(忌部・多氏・中臣・物部)

 毛野国⇒上野・下野(崇神・景行の征討譚)

・磐井の乱(継体21年527年)の後に武蔵国造の反乱(安閑元年534年)

  ⇒磐井と上毛野が勢いを失う⇒屯倉急増⇒関東で馬生産、物流は船だけでなく馬でも(東山道の整備)

・関東の大型古墳、朝倉・広瀬古墳(4世紀)⇒太田天神山古墳(5世紀、共立王墓)

  ⇒綿貫観音山古墳(6世紀未盗掘)全国の大規模古墳は形状が相似、

  希望して半島に出陣(技術・文物の入手)

・馬の輸入繁殖(4世紀末から試算では31年で4万頭を突破)

・埼玉行田市稲荷山古墳出土鉄剣(21大雄略)、熊本玉名江田船古墳鉄剣(18代反正)⇒ヤマト王権確立

 

(2) その他

 

4 その他

※ 次回例会 8月1日(木)視聴覚室